赤いチェリーとオリガミ

「立花の乱」@渋谷チェルシーホテル
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本当に本当に、ありがとう。
今までのライブよりもずっと苦しくて、ドキドキして、不安で、楽しくって、
ニヤけも、涙も、止まらないライブでした。

続けて本当によかった、自分も、メンバーも、スタッフの皆さんも、そして応援してくださっている皆さんも、信じて生きてきてよかったなって思った一瞬の夜でした。

ありきたりな言葉かもしれませんが、私は最後の曲で言ったように、
止まるつもりはもうないです。
きっと足の筋肉が馬鹿になっても、肺が、呼吸がついていかなくなっても
いっぱいっぱい走って、いつまでも走っていきます。
裏切っても、嘘つきでも、間違ってでも、強くなれなくても、私は私の先にある私になるために
ずっと歌っていきます。

そしてたくさんのプレゼント、差し入れ、お手紙ありがとうです。
ひとつひとつ、手紙も全部見ました。みんなそれぞれ違って、いっぱい考えてあって、本当にうれしかった。
本当はお一人お一人にありがとうを伝えたいのですが、一人頭A4用紙1枚では収まらないくらいなので、これからの私で返していきます。

立花の乱を経て、私は新たなスタートを切りました。
抜け殻はクローゼットにしまって、はじめての入学式を迎える小学生1年生のような気持ちで、
大きな世界に入ってゆきます。
変わっていくのは怖いけれど、心臓は同じなので、どんな私も受け入れて、そしてもっともっと進化していきます。

4月2日ワンマンライブ「立花の乱」
本当にありがとうございました。

そして、立花の乱は終わりません。


来る6月11日(日)、
立花の乱~福岡死闘編~
開催決定です。
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前話 あきこvol.2 http://tachibanaayaka.blog.jp/archives/49471404.html


気付いたのは、いつも通りの朝を迎えた午前8時だった。
いつも通り、きのこを入れた炊き込みご飯と、きのこの味噌汁、明太子を食べ、顔を洗い、歯を磨き、白衣を鞄に入れたところで、携帯のランプがちかちかと点滅をしていた。
誰からだろう、とホームボタンを押したところで、いつも乗るバスの時間3分前という事に気づき、再度携帯を鞄に突っ込み家を飛び出す。
はあ、はあ、と息を切らしバス停にたどり着いた時にはもう、バスが通り過ぎているところであった。ああもう!と走り出す。駅までは徒歩30分。走れば26分。よし、間に合う。
あきこは長い髪をゴムでまとめ、全速力で走り出す。
駅まで走るのは久しぶりだった。焦りながらも周りを見渡すと、少しずつ春が来ていることを感じた。木々には蕾がつき、少しずつ緑が増えてゆく。ああ、また春がくるのか。そういえば少し鼻がムズムズするなあ。花粉の季節がやってくる。またアレ〇ラをまとめ買いしとかなきゃな。 心地よい風が首を撫でる。そうだ、今年の春は思い切って髪を切ろう。心機一転して、またここから始めるんだ。もっともっと研究に力を入れて、一刻も早く父と母の手がかりを見つけるんだ。そうして大きくなった私を見てほしい。そうだ、それまでにもっと誇れるような人間になって、父と母を喜ばせよう。全てが終わったらきのこのバイトもやめてスイカの栽培のバイトに切り替えよう。明るいビニールハウスの中、大きくて甘いスイカを作ろう。特にスイカが好きなわけではないけれど。
自然と口角があがるのがわかった。わたし、笑えてる。そういえば、こんな風に心が軽くなること、あまりなかったな。
悩んでいても仕方がない。悩むのは、進むべき道を選ぶときだけにしよう。後悔して、くよくよして、どうしよう、って過去の事を悩んだって、なんにも変わらないんだ。
あきこの足は自然とスピードをあげてていた。駅までもう少し。少し冷たい風を吸い込んで、横断歩道を駆け抜ける。そういえば、白線の上だけを渡って落ちたらワニに食べられるぞっていう遊びを父としていたな、少しスピードが落ちたその時、
「あぶない!!!」
大きな声が聞こえたと思ったその瞬間、体ががくんと跳ね上がるのがわかった。車のクラクションが鳴り響いている。私の記憶は、それで終わった。



ENDING
春よ、来い/松任谷由実
https://nana-music.com/sounds/0260b2ea/





【INFOMATION】 

4月2日来る日曜日
立花綾香ワンマンライブ「立花の乱」
@渋谷チェルシーホテル
op/st 18:30/19:00
adv/day ¥3,000/¥3,500(+1D)
立花バンド新体制でのライブ。
ご予約は下記より。
※お名前、人数を記載の上お送りください。
replyform.tachibana@gmail.com

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前話 「あきこ」vol.1  http://tachibanaayaka.blog.jp/archives/49452851.html

秋子はきのこを木に植え付けながら、少しの罪悪感に苛まれていた。
長年続けてきたスライムの研究にようやっと兆しが見えた瞬間だったかもしれないのに、私は、バイトを、そう、生きる事を選んでしまった。
研究室に入ると決意した頃の私は、どこへ行ってしまったのだろうか。
いつの間にか私の生きる理由が、スライムを辿って両親の真実を見つけ出すことから、お金を稼いで生き抜くことになってしまっているのではないのか。
それでもやはり、孤独な私にはお金が必要だし、これは仕方のないことなのだと自分に言い聞かせ、再びきのこの植え付けに集中する。
一つ、植え、一つ、植え、その度に何度も迷いが頭をよぎる。
だめだだめだ、こんなんじゃ全然集中できない。秋子はいつもより早めの休憩をもらうことにした。
休憩時間に入り、何気なく携帯を開くと、研究室の高橋から何通ものメールが届いていた。
「秋子さん今どこにいるんですか!」
「スライムが!スライムが大変です!」
「今すぐ帰ってきてください!」
「室長が!室長が!!!」
「しつty」
秋子は携帯を握っている自分の手が震えていることに気付いた。そうか、私、やっぱりまだ、、
目を閉じると家族3人で暮らしていた思い出がふっとよみがえる。
初めて家族旅行にいった湖。夏の暑い日に一緒に作った再生紙。
料理は得意ではないが、白米を炊くのが格別にうまかった母、寡黙だがしっかりと家族を守ってくれる父。二人は私の誇りであり、憧れであり、大好きな存在であった。
そうだ、私は、二人の行く先を探すんだ。それが私の生きる理由だ。
再び強く決心した秋子は手の震えが収まっていることに驚いた。そして自分の腕を見てさらに驚いた。休憩が終わるまであと1分じゃないか!!!!!!再び高橋からの連絡を告げる携帯の電源を落とし、休憩室を後にした。
バイトが終わるまで、あと1時間半だ。 

続 


【たまにはCMも挟みますよ】

4月2日来る日曜日
立花綾香ワンマンライブ「立花の乱」
@渋谷チェルシーホテル
op/st 18:30/19:00
adv/day ¥3,000/¥3,500(+1D)
立花バンド新体制でのライブ。
ご予約は下記より。
※お名前、人数を記載の上お送りください。
replyform.tachibana@gmail.com 
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ライブ情報更新!HPもチェックしてね。
http://tachibanaayaka.wixsite.com/tachibanaayaka


 

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