赤いチェリーとオリガミ

2014年03月

ついに。ついにやってきた、やつが。
私のやる気、元気、すべてを奪うひどいやつ、花粉。
それは一昨年の暑い夏だった。立花は一大決心をした。
鼻をやこう。レーザーで。ばばっと。ずばっと。この小学生の時から私につきまとっている忌まわしい花粉症を鎮めるために。
それからの立花は速かった。すぐに病院へ行き、決意が揺るがぬ前に予約をとる。
そして当日。鼻に麻酔をつけた綿をつめ、1時間。鼻がもしゃもしゃする。
立花さーん、とよばれ、ついに病室へ。若く、若干イケメンの先生。だが、顔はイケメンだが手に持っているレーザーはすごくごつい。あれだ。宇宙人の武器みたいだ。
まあ、痛いとは聞いていたが、麻酔もしているし、そこまではないだろう。
では、3、2、1で一度レーザーを放ちます。片鼻5回、計10回となります、と先生。
はーい、と軽い気持ちで一発目を待つ。
3、2、1じじじじじじ
うわああああああああああああああ
痛い!痛いというかもう鼻が!鼻がもげる!
ちょ、ちょっと一瞬待ってもらっていいですか、と先生の右腕をわしづかみする。
だがしかし先生。間をあけるとつらいですからね、と再び数え始める。
3、ちょ、ちょっとまっ2、1、じじじじじじじじz
うわあああああああああああ
先生の手をちぎれんばかりにつかむ。右目からはすでに涙が大量にあふれている。
ちょっと一旦、一旦ストップで先生!先生爆笑。看護婦さんがティッシュをもってきて涙を拭いてくれる。
鼻を刺激してるから涙が出ますよね~
違うよ。ものすごく痛いんだよ。びっくりするくらい痛いんだよ。
それから一回一回、じじじじうわあああ、先生の腕がしっ、ちょ、ちちちちょっと待って!を繰り返しなんとか無事生還。それから2年間はそれはもう天国のような日々を過ごしていたというのに。

昨日から始まった半端じゃない回数のくしゃみ、素晴らしい鼻づまり。
目をえぐりだしたくなるようなかゆみに友達のマスク。

とうとう。とうとう効果が切れてしまった。
どうしよう。どうする。だがもうあの苦痛は二度と味あわないと決意したはずだ立花。
もう一度やってみろ。今度きっと先生の腕にかみついてしまうぞ立花。

ということで今年は薬とマスク、点鼻薬を完璧に使いこなして乗り越えてやろうと思います。 

喉のヒリヒリ感で目が覚める。朝6時。まだ早い、と布団に入るも、その時から頭によぎるのは。
プリン。
ああ、あのつるつるの食感、ヒリヒリする喉を通った時、どれだけひんやり気持ちいだろうか。
そしてあの控えめな甘い本体を引き立たせるカラメルソース。
ああ、食べたい。プリン、プリンが食べたい。
どうしよう。でも風邪が私を邪魔してコンビニまで行かせようとしてくれない。
ここを通りたければ、俺を倒していくんだな、って行かせてくれない。
どうする。どうする立花。どうしてこの状況を打破する。
そして思い出す。そうだ。冷蔵庫には私が集めた素晴らしき兵士たちがいるではないか。
スープ用にと買った豆乳二等兵、同じくスープ用に買ったかぼちゃ大佐、あれば困らんだろ、と常にベンチ入りさせているたまご兵達。
こいつらがそろっていればもう、買ったも同然じゃないか。
思い出したとたんに、布団から這い出し作り出す。
全部の材料を混ぜて容器にいれて、蒸すだけ。簡単だ。ああ、幸せってこんなに簡単に手に入るものなのか。
と、ワクワクしながら待つこと10分。完成じゃあああああ。
そして、必要不可欠なカラメルソースを作る。しかし、ここで問題が起きる。
そういえば私、カラメルソース作ったことない。
ま、まあでも、カラメルソースは砂糖と水の使いようだよな!うまくいくさ、と自分の勘を信じ、砂糖水を火にかける。差し水担当は妹。横で待機。
しかし。待てど暮らせどカラメル色にならない。どういうことだ。どんどん蒸発していく。どういうことだ。このままだとなくなってしまうよビリー。でも作り方には触るなって書いてあったしなあ、とりあえず待つか、と鍋をちょろっと傾けた瞬間。
鍋の熱された部分に移動しいっきにカラメル色に。
うわあああああああ水!水!と差し水担当に声をかけ、水を一滴。じゅわあああああああ
うわあああああああああああああ火!火消して!焦げる!
火を消すと、なんとかいい感じのカラメル色に。
よかった~。やっぱりうまくいくじゃんね、ほら。と覚ましたプリンにかけ、たべよーぜ!と写真をとり、スプーンを入れる。
そして、口にひとく......あれ。
スプーンが。スプーンが歯から離れん。
あれ。なんだこれ。なにこれやだこれ。
カラメルソースが完全に強力水あめと化しておった。やばい。二人して固まる。そして一人が笑いだすと連鎖し、笑いが止まらない。しかしスプーンは歯からとれない。
やばいやばいと言いながらもとれない。笑いも止まらない。プリンも呑み込めない。
とうとう妹は笑い死に、それが連鎖し、立花も笑い死ぬ。なんとかスプーンはとれたが、歯から水あめと化したカラメルはとれない。なんとか熱いお茶でとかし、九死に一生を得る。
おかげで風邪が暴走し、一日が再びだめになったのであった。 ちくしょうもうプリンなんてつくらねーぜ!みんな、寒さと風邪とカラメルソースには気を付けろよ!あばよ!
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はろー。東京は今日も寒いですが、どうでしょう。
昨日の晩の事。
布団の中にいる立花でしたが寒い。すごく寒い。布団も毛布もきて、靴下もはいてみたけど寒い。
ああああ寒い。隣では妹がまるで神に包まれているかのような寝顔で寝ているのに私は寒い。
いやきっと気のせいだ。だって隣を見てみろ。あんなに幸せそうに寝ているじゃないか。ちくしょう悔しい!と、布団を被り、無理やり夢の世界へと旅立つ。
翌朝。ものすごい喉の不快感。とともにくる熱っぽさ。いやいやいや。そんなはずはない。風邪なんて一人暮らしをし始めてひいたことなかったじゃないか!きっとあれだ。春だ。春がきたんだ。
しかし妹に進められて風邪薬をのむ。一応ね。一応だから。立花は風邪ウイルスなんかに負けるわけないから。
ということで今日は一日安静にしてしまった立花でした。ああ一日がもったいない!

 

昨日のこと。
立花は朝からクッキーを焼く。おととい遊びにきてくれたおばあちゃんにお礼をするために。
一人でもくもくと作成し、なるだけ柔らかく、なるだけしっとりしたクッキーを作ろう!と研究してできたクッキーがこれ。

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 うん。あれだ。マルボーロだ。
すごくやわらかく、もはやクッキーではない。で、でもいいもんね。料理は心っていうもんね。
愛情は人一倍こもってるもんね。

ラッピングをし、あとは送るだけにして冷蔵庫へ。
その後、家族でご飯を食べに。
マミーが若かりし頃バイトをしていたという居酒屋へ行く。ご夫婦でやられている小さいがとても素敵な居酒屋。
料理もめちゃめちゃおいしかった。
ここでの2階からの注文は少し変わっている。ピンポンなどなく、子機で1階の親機にかけて注文をする形式なのだそう。おかみさんが、「注文するときは外線2ばんで!」と捨て台詞のように去っていかれ、さあ注文。
ドキドキしながら、外線→2番をおす。ぷるるるる。ぷるるるる。ぷるるるるあれ。
ぷるるるつながらない。ぷるるるるおかしいな。とりあえず一旦切ろう。と切電。
なんばしよっとね、と妹にチェンジ。
ぷるるるる。ぷるるるる。ぷるるるる。ぷるるrがちゃ。
つながらなあああああああい!
なぜだ。幾度かけようともつながることはなく、1階からは元気なおかみさんの声が聞こえてくる。おかしい、おかしいぞ。もしかして、立花家は無視されているのかそうなのかそうなのだな!
と家族で話していると、あれ。

ちょっと待て。

がいせん....???外線、ってあれだよね。外の線だよね.....
私たちがかけなければならないのって、外?否!
もしかして.....内線じゃね......

立花家凍り付く。そして妹が静かに子機を手に取り、内線、2番を押す。
はーい!今行きますねー!

その後、立花家は静まり返ったという.....

ということで、楽しかった九州生活も終わり。さあまた再スタートをしに東京へと帰ります。
今度は妹もつれて。新しい春の始まりだうえい!

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よく晴れ過ぎた月曜日の朝。
立花はグリーンのキャリーバックを転がし、バスへと乗り込む。そう、熊本だ。

久しぶりの熊本。久しぶりの隣の犬。久しぶりのベッドに久しぶりの赤いカーテン。
ああ、なにもかもが変わっていない。なんて素敵な場所なんだ。そりゃそうだよな。2ヶ月ぶりだもんな。

今日は八代から愛するグランドファザーグランドマザーも会いに来てくれて、家族全員集合。
おじいちゃんの年を感じさせない素晴らしいハンドルテクニックは相変わらずでイカすぜ。
そのいかしたハンドルテクニックで向かったのは道の駅。
お昼ご飯を調達だ。おばあちゃんが赤飯を作ってきたとの事でおかずにお漬物やお野菜を購入。そして見つけた懐かしの私の大好物。
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とちこ豆!!!!!
黒糖で味付けをした甘い小麦粉に、ピーナッツがとじこめられているとちこ豆。
最高だったよもうめちゃめちゃうまかった。
こやつをお茶受けに色んな話をして、楽しいひと時を過ごした。
そして夕食。
今日は立花シェフと妹シェフによるディナー。
カレーとカクテルサラダを作った。
しかしここで問題発生。

カレー、だよね。誰が作ってもまずくなることはない、あの大人気、カレーだよね。

味見をして気付く。
薄い。
あれ、薄い....
しかし、またもや問題発生。もうカレー粉がない。
どうする、どうするよ。と料理を一時中断し、緊急会議を開始。
そして、冷蔵庫にあったカカオ95%チョコ、しょうゆ、ウスターソースにお好みソース、カレースパイスをいれ、とにかく混ぜて見た。
完成したのがこちら。
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なんとか完成したああああああああ

味もまさかのうまい。
てっきり闇鍋になっていると思っていたのに。よし、これはTACHIBANA's キッチンオリジナルカレーということにしよう。

そして。
そして。
ついに待ちに待った、今年初の。
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いちごくううううんん!!!!
会いたかった。すごくすごく会いたかったよいちごくん。おばあちゃんが買ってくれた紅ほっぺ。最高でした。

今日はおいしいものをたくさん食べて、たくさん話して、すごく素敵な一日でした。

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