そう、やつは突然にやってきた。
あれ、なんかちょっと喉いがいがするなあ、なんだろう、乾燥かな、あれなんかちょっと咳がで.....ああああ熱がある!
とあっという間に夏風邪とやらの罠にかかってしまった立花。甘くみとった、まさかこんなにやつらががっついた感じで襲ってくるとは、ちくしょう、不覚じゃ。修行が足りぬ。まあ寝てれば治るだろう、と早々とベッドへダイブし体内の我が細胞たちにエールを送る。次の日。
さっぱりすっかり治っとるだろう、さあ、朝だ、今日も素晴らしい朝だ。小鳥さん達におはようの挨拶を、と声を出そうとすると激痛が。喉が、喉が痛い.....だと.....まさか、そんな、昨日の夜あんなにエールを送ったじゃないかおかしいぞどういうことだ、まさか...負けたのか....緊迫の中、つばを飲み込むとまたもや激痛が。いた!って言おうとするとまた激痛が。なんだなんなんだ、そういえば、体もだるいぞ、はっ、まさか....慌てて熱を測ると38度
そう。そうなのだ。我が立花軍は負けたのだ。風邪軍に。敗北。なんと屈辱的なのだろうか。まさか私がこんなところでやられるとは。絶望に打ちひしがれ、枕へ倒れこむ。そっと包み込む布団の暖かさでさえも、今は切ない。
だが、こんなことで沈んでいる場合じゃない。夏はもう終わりを迎えようとしているのだ。こんな感じで夏を終えていいのかいいわけがない!そうだ、行こう。あの場所へ。戦いに敗れボロボロになった体を再び奮い立たせ、変なTシャツに着替え、扉を開ける。私を唯一救ってくれる場所、そう、内科だ。
さっそうと病院のその分厚い扉を開け、サラサラと名前を書き、無料の水を一杯飲み、名前を呼ばれるのを待つ。もう私に怖いものなどない。彼らスペシャリストにかかればもう、何も恐れるものなどない。
だが、名前を呼ばれ、じゃあここに座ってくださいねー、とイスに促されたときに気付いた。そうだ、もうひとつ、乗り越えなければならない壁があったのだ。喉アーンだ。
あの、食べきった棒アイスの棒のようなもので舌の奥を抑えられ、光を差し込まれる。うえっとなる。あれがどうも私は苦手だ。
喉が痛いのですね?あ、いえはい、そうなんですけど....ほかに症状は?あ、熱がありました!ほう、つばを飲み込むのも痛いですか?そうです!そうなんですよ!じゃあ喉が腫れてるのかな。あっ、そうかもしれないけど、どうですかね。じゃあちょっと見てみましょうかね、えっ!あ、いやそうですよね、見ますよね。どうかしましたか?いえっ、どうもしませんけどそのなんか、うえってなるんですよね。あはは、そうでしたか。では。えっ!いやちょっとそれはちょっとあの、朝食べたのが出るかもです...あはは、苦手なんですね、そういう人もいるんですよね、結構。あ、そうなんですね、それじゃ...じゃ、口開けてください。えっ、あっ、はい...
結局うえってなって涙目になって笑われて終わったぞ、なんだこの苦行は....!!
しかし、やはり喉が想像以上に腫れているということで薬をたくさんもらい、帰宅。そして薬を飲み、一眠りしたらどうだろう、かなりよくなっているではないか!喉の痛みがだいぶ軽減されておるではないか、、、さすがスペシャリスト。そして今日、ようやっと立花は復活したげな。
さあ、来月はライブ三昧!
9月3日 学芸大学メープルハウス 「結城×立花 オープンマイクありライブ」
9月7日 新大久保cafe&bar KichiKichi ※1drオーダーのみ!
9月13日 学芸大学メープルハウス 立花バンド!ぜひみにきて!
9月後半 熊本でついにライブが決定!

詳しいことが決まり次第随時アップ!すべてのライブで立花綾香Fst mini Album「22」発売します!
ぜひぜひ遊びにきてくださいまし! あと、夏風邪には気を付けるのじゃぞ!ほんとこれ!甘くみとったらいかんぜよ!