昨日、とある方より声をかけていただき、ライブにいった。
いわゆるクラブ、とよばれるところだ。しかも昼間に。
生まれて22年間、クラブとよばれる建物にいったことがなく、テレビでみたくらいできっとセクシーなお姉さんや、
モデルのようなお兄さん、得体のしれぬどこぞのお偉い社長さんとかがいるんだろうなあ私空気でいようそうしようと立花家直伝の忍法隠れ蓑術で挑んだのだけれども。
なんだここはなんなんだここは。すべてが高い。イスも机もステージも。唯一低いのはトイレとPA席だけではないか私の居場所はトイレだけということかそういうことなのか。
しかしそんな私の儚い悲劇の少女の想いもむなしく、全然皆様素敵なお人たちであった。そして優しかった。
暖かい目で見、静かに聞いてくださり、CDも買ってくださった。
一番うれしかったのは、友達の誕生日にってCDを買ってくださった。ああなんという。
私の歌がプレゼントとして成り立つのか、ああなんという。歓喜。

新しい世界での経験はきっと今後の私の糧になるであろう。そして正座のし過ぎで足がいたい今。
久しぶりの方と電話をした。
最近どうだいというベタドラマでの電話シーンのような質問を受け、最近行き詰ってるんですよーと回答すると、
氏は言った。行き詰れることがあるのはいいなあと。天才か。
そう考えると急に色あせてた自分がもしかしたらキラキラしてるんじゃないかという錯覚のような自信に変わった。
 ポジティブシンキング。よし、この熱く燃える気持ちを胸に寝よう。今すぐ寝よう。明日軽快にバイトへ行こうそうしよう。さようなら。